学生時代、日本学生支援機構と、現在の職場である病院から奨学金を給与いただいていたとはいえ、アパート代・教科書代などいくつかの出費が重なった時期が何度かありました。その中でも、コロナ禍によりアルバイト先が臨時休業となり、バイト代という収入がなくなり、かなり経済的に追い詰められたタイミングが経済的に一番きつかった時期です。
そんな時に私がバイト先の上司に言われた言葉が「人間腹いっぱい食えば幸せになれる。」です。
その方とはアルバイト先で出会い、社会人としての考え方や価値観など、様々なことを教えていただきました。
その言葉をいただいた当時は、冒頭で述べた通りコロナ禍でありバイト先も一時休業していました。休業中であったにもかかわらず連絡をいただき、焼き肉を一緒に食べに行きました。
私が授業料以外は奨学金とアルバイト代で賄っているということをその上司に話したことがあり、「アルバイト代という収入がないことで私が困っているのではないか。」とストレートに聞かれました。
その通りでしたが言いにくい内容でもあったため、どんな顔をしていいのかわからないまま「結構厳しいですね。」と答えた覚えがあります。
そのときに、「人間腹いっぱい食えれば幸せになれる。それぐらい腹いっぱい食べるってことは大切なんだぞ。」といわれ、決して安くなく、どの品も注文するのに躊躇してしまうような肉をお腹いっぱい食べさせていただきました。
「腹いっぱい食えば幸せ。」その言葉を、吉野家の白米お代わりし放題のメニューで、2杯目の白米大盛を食べ始めようとしたときに思い出しました。


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