先日、師長に出てくれと頼まれてある研修に参加しました。頼まれて出た研修にもかかわらず、シフト上休日扱いだったことに少し憤りを感じた部分もありながらも、知らないことや普段考えないようなことをじっくり考えることができ、学びある研修だった思います。
研修の参加者は私含め10人程度でしたが、ほとんどの参加者は周辺病院の看護師でした。きっと私みたいに上司に勧められて(頼まれて)参加したんだろうなとやや憐れんだ目で見ていました。
そんな中に県外から来たという40代辺りの男性の参加者がいました。今回の研修は地域包括ケアシステムの底上げの中でも自助・互助に関して重きを置いた研修でした。その方は、地域住民の方々の平時や災害時における基礎力を向上させられるような取り組みを行うために、最近複数の研修を受けている、とのことでした。
自分の休日が頼まれた研修でつぶれたことの一瞬でもイライラしていた自分が恥ずかしくなってしまいました。その方には脱帽の限りです。
おそらく自分よりも比べものにもならない経験や知識を持っているであろう人が、自分がやりたいことのために休日に時間をかけて移動して、研修を受講するという、学びに対する直向きな姿勢は大人としてかっこよかったです。
看護師の中では一つの部署である程度の経験を得ただけで天狗になってしまう人もいますが、そんな姿勢では周りに置いてかれてしまいます。私はそんなふうにはなりたくないと日々思いながら看護師として働き、そして来年の4月からは大学院へ入学し新しい視野を得ていきたいと思っています。比較的向上心や学びに対する貪欲さは持っていると思っていました。
しかし、研修で出会ったその男性を見て、自分もまだまだ消極的だと気づかされました。このまま大学院に行ったとしても成長速度は周りの人と大差ないでしょう。
皆さんの周りにも、天狗になっている4,5年目看護師やお局看護師はいませんか。その人が気が付いた時、周りに置いてかれているでしょう。大切なのは自分もそうならないように、常に学び続ける姿勢を持つことです。看護師なら様々な研修を受けて専門性を高めることができます。領域を変えたり認定・専門看護師を目指すことも良いでしょう。学び続ける直向きな姿勢をとり自分の望む姿へ成長していきましょう。
私も今から大学院に行くまでの約7カ月間、前のめりになって自分から知識や経験を得ることで成長できる人へと自分を磨いていこうと思います。そして、周りの人よりも格段に成果を残した大学院生活になればと思っています。
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