瀬尾まい子 「その扉をたたく音」 前向きになれる大人の青春、希望の物語。

読書

 今回もご愛読ありがとうございます。

 どうもこたつです。

 今回はわあつぃが大学生時代にどっぷりはまった小説家瀬尾まい子さんが綴った「その扉をたたく音」を紹介させていただきます。

文章量が少なく手軽に読める

 瀬尾まい子さんの小説は登場人物の日常を少し視点を変えたり、ややフィクションが入れられて書かれています。非常に深く哲学する人の難しい考えや専門的な知識に関しての内容はほとんどなく、ほっこりするヒューマン・青春小説を書いてくれています。「その扉をたたく音」も難しい内容はほとんどなく、また、文章量も瀬尾まい子さんの小説の中でも少な目で非常に読みやすい小説なのではないでしょうか。読書なんて全然してないという方でも読み進める中でほっこり感を感じていただけると思います。

特に大学生~社会人数年目の方におすすめ

 主人公はミュージシャンの夢を追い続けている無職の宮路という男性です。夢を追いながらもうまくいかないというリアルな状態を描きつつも、介護施設利用者のおじいさん・おばあさんとのやり取りの中で社会人として徐々に成長していくという前向きな物語です。夢や希望を持ちつつ簡単ではない社会に飛び込んでいき成長していきたいと思っている方にお勧めです。とくにライフステージ的には、大学生~社会人数年目の方にお勧めです。

ざっくりとしたあらすじ

 主人公の宮路は29歳でありながらミュージシャンの夢を捨てることができず無職で生活しています。生活資金も親の仕送りに頼っており、生活もかなり努力しているとはいえず夢を追うという生活自体もやや惰性になってしまっており、「うまくいっていない」時期でした。世間体としては、手に職がついていない人がどうしようもない生活をしていると言ってもいい状態でした。そんな中、介護施設へ弾き語りをしに行くと天才的なサックスを披露する介護士の渡部という年下の男性に出会います。その男性との出会い・天才的なサックスに奮い立たされた宮路は介護施設に通うようになり、施設利用者のおばあさんに「ぼんくら」と呼ばれながら親しくなります。そのおばあさんや他の利用者とのやり取りの中でのみられる宮路の人としての成長や、介護施設のおばあさん・おじいさんの人徳深く心温まる言葉や宮路とのほっこりするような関係が綴られています。

「その扉をたたく音」のご購入

 読書に不慣れな方でも読みやすく、大人がほっこりしながらも心を押される希望の物語です。瀬尾まい子さんの「その扉をたたく音」の購入はこちらから。

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