2025/12/17 DNARの捉え方 病棟看護師とICU看護師

こたつのつぶやき

 どうもこたつです。

 看護師なら必ずと言っていいほど全員が聞いたことのあるワード「DNAR」。

 「この人DNARだから。」そんな言葉を何度も耳にします。

 DNARという言葉は一見難しそうに見えますが、本当に難しい言葉だと私は思っています。安くつかわない方がいいのではないかと思います。

 一応、看護ルーで調べて読んでみても非常に難しいんだなぁと思ってしまいましたDNARの正しい知識 | 看護roo![カンゴルー]

 しかし、私の中ではDNAR=「心肺蘇生を行わないという患者の意思」と認識しています。当然その意思を適切に判断できた上の意思なのか、DNARが適用されるような急変時とはどのようなタイミングであるのか,,,。そんなことの判断が非常に難しいです。

 少なからず、「DNARだから急変時は何も治療を行わない。」という解釈ではありません。

 それでもよく耳にするんですよね、「DNARだから何もしなくていい。」とか…。

 急変時に心肺蘇生を行わない、そのように治療方針を患者自身が自分で考えられることは非常に良いことだと思います。自分が望む最期を迎えるにはどんな治療方針がよいか、医療職でなくても考えるべきことです。

 かと言ってDNARのように、治療の範囲を限定する・特定するような言葉になってしまいうことが懸念点です。誤解されて患者が望まない治療方針に至ることが決してないようにしなければなりません。

 ICUという超急性期患者を担当する職場では、この人はどんな治療方針を望んでいるのかを常に意識してケアを実践していきたいものです。

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