瀬尾まいこ 「戸村飯店 青春100連発」心温まるほっこり小説

読書

 今回もご愛読ありがとうございます。

 どうもこたつです。

 私が大学生時代からはまっている小説作家の瀬尾まい子さん。青春・ヒューマン小説の中でも特にほっこり系な傑作を綴ってくれています。その中でも今回は「戸村飯店 青春100連発」を紹介させていただきます。

読解難易度は決して高くない

 小説でもあり会話文も多く、日常的なことをわかりやすく綴ってくれています。分量も他の小説と比べても特に多いというわけではありません。瀬尾まい子さんの小説は日常的なことを少しフォーカスしたり、視点を変えていることが多いです。哲学や論理など難しいことを書いている本とは違い、日常的なことをほっこりとした気持ちで読むことができる小説が多いと思います。「戸村飯店 100連発」も、気軽に手に取って読み進められる小説です。

特に男兄弟のいる方にお勧め

 「戸村飯店 100連発」は男兄弟がお互いの友情・絆を少しずつ見出していくという、切っても切れない兄弟関係をほっこりと綴った小説です。自分の兄弟と照らし合わせながら読むのが特におすすめです。また、兄弟だけでなく、近しい友人や自分の息子・娘と照らし合わせるのも、非常に感慨深いものを感じられるのではないでしょうか。

ざっくりとしたあらすじ

 大阪の戸村飯店という庶民的な中華料理屋の二人息子の兄ヘイスケと弟コウスケが年齢を重ねるごとにその場その場の境遇における心情を綴った内容になっています。兄ヘイスケは何事もそつなく熟せ要領がいいとされてきた一方で、弟コウスケは単純な性格をしており、お互い違うベクトルの性格をしている兄弟ですが、高校卒業を機に東京・大阪で離れて生活するようになり、兄弟でお互いを見つめなおしていく中で、自分自身や互いに対する理解が深まるという兄弟特有の友情を温かく感じ取れる小説です。

ご購入はこちら

 個人的には紙でできた単行本を手に取りゆっくりと読むのをお勧めしますが、最近ではオーディオで楽しむ方も多いそうですね。「戸村飯店 100連発」のご購入はこちらへ。

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